<< EXA 1b [ レビュー(カメラ) ] DSC-R1 >>

Kiev-2



 ユルユル紐かけダンボールきたー!!



 相変わらずの大雑把具合。なぜビニールが薄黄色いんだろうか・・・



 中身はコレでした。激動のウクライナはキエフから、1951年産Kiev-2とJupiterレンズ一式のご到着。今回は結構早かったなー。

 去年の末に↓の戦前ContaxIIの調子が良い品を入手したんですが、その機構とデザインが何とも素晴らしいんですよ。レンズもベルテレ先生の逸品揃いですし、できれば戦前の真Zeissレンズ群も揃えて使い倒したいところではありますが、もともと虚弱で知られるContaxを鞭打つ度胸もなく、遠慮無く使える(壊れても諦めの付く)品としてKievも買っておこうかと思ったわけで。
 購入はSoviet Camera Storeさんにて。正直送られてくる品は信じられないくらいにバッチィ事が多いですが、動作に関しては説明欄の評価を信用できます。その代わり現地価格にしては少々高いように思いますが、王様で買うよりは安いです。値段が値段ですし、例えダメでも所詮はソビエトカメラと納得できる人にはお勧め。

 レンズはJupiter-8/9/11/12とKiev/Contax用としてはほぼフルラインナップです。あと揃えるとすればJupiter-5くらいでしょうが、これは黄変していることが多いらしくカラーでは難しいかも。これでボディと全部合わせて(ユニバーサルファインダー除く)$400程度+送料で、なんつーか申し訳ないくらいの値段です。



 ContaxIIと。Kievのメッキは梨地に近く、やはり仕上げ品質には違いが見られますが、安物扱いする理由になるような目立った違いはありません。動作もスムーズですし、状態の良い個体はContaxそのものと言って良いんじゃないでしょうか。
 後年では明らかに質の悪いものも増えると聞きますが、やはりこの造りを延々と維持するのは難しいかもなあ・・・と思います。Zeiss-Ikonの工場ですら、Contaxの生産には苦労したらしいですし。

 あ、ただしレンズはものによってはすげーシブかったり、外爪がボディと擦れてキズ付けやがったりします。Jupiterレンズもあまり在庫が無いようで、比較的新しい(1960〜1970年付近)ものを選ばざるを得なかったんですが、やはり年代によっては品質に問題があるってのはホントなんだろうなあと。

追)当初前面カバーのスレはレンズのせいかと思っていましたが、実はボディ側の精度の問題っぽい。つか、ぱっと見マウントが傾いてるような。ノギスで計った限りでは傾いてる感じではないので前面カバーがズレてるだけのような気もしますが、どうもユニット間の組み付け誤差が結構大きい気がします。分解した痕跡もあるので、最初からこの状態かどうかは謎ですが・・・。少なくともレンズ交換はされてなかったんでしょうね。
comment (0) | trackback (0) | 投稿者:やまもと
<< EXA 1b [ レビュー(カメラ) ] DSC-R1 >>

Comments

Comment Form

Trackbacks