LOOX U
値段を見て物欲を抑えられませんでした。と言うことでLOOX Uです。メモリを1GBとし、ポートリプリケータ・標準バッテリーとデカバッテリーを一本ずつ追加(計3本!)してお値段14万円台。
CPUスペック的にはVAIO TYPE-Uにすら劣りますが、UMPCの使い方からして有る程度消耗品的であるべきで、本来この程度の値段が適正だと思います。
ただ、今現在VAIO U101を使っている都合上、明らかにカブってる本機を買うべきかどうかはいささか悩んだのですが・・・
得た物(U101比)
- 一回り小さなボディサイズ(以下参照)
- 標準バッテリーで285g減(以下参照)
- CPUスペックアップ(600MHz→800MHz)
- バッテリー駆動時間
- 主記憶512MB増
- 比較的まともなキーピッチ
- タッチスクリーンとタブレットスタイル
- USB機器からのブート
- 指紋認証
- 内蔵無線LANスペックアップ(IEEE802.11b→IEEE802.11a/b/g)
- SDカードスロット・CFカードスロット
失った物(U101比)
- タテ168ピクセル分の画面
- まともなキーボード配列
- PCカードスロット
- USB2.0の数
- i.Link(IEEE1394a)
- PCカードスロット・MSスロット
- デザイン
列記してみると、まあ総合的には良かったですかね。特にバッテリー面では、U101は専用バッテリーの入手すら難しくなっていますし、何かに乗り換えなければならなかったのは確かですし。
ちなみに使用感としては、やっぱり画面狭いなあとか、ファンがうるさいとか、何このデザインは!といった多少の不満が無いではないですが、基本的に値段を考えれば我慢できる範囲です。案外液晶がまとも(視野角は狭い物の、カラーバランスは良好)だったり、ポインタの操作性がまずまずだったり、実仕様面で期待を上回ってくれているのが嬉しいですね。
あと、OSがXPなのに、ペン操作はXP標準の「スクリーンキーボード」だけで何とかしてね!みたいな割り切りが大変素敵です。VAIOなら絶対SONY謹製アプリまみれになってるところですが。
まあ、細かいチューニングはこれから・・・といったところですが。あ、折角なのでU1010との比較写真を続きに入れておきます。
使ってるとあまり感じませんが、並べてみると確かに一回り小さいですね。
フェルト貼り+シールベトベトの汚い底面。富士通らしいと言えばらしいですが、手に持って使うデバイスなんだからもう少し何とかならんのかと。サイズの違いは裏返しが一番よく分かります。
キーボード比較。U101は、過去のUシリーズにおける変態配列への非難にキレた開発担当者が、ヤケになって無理矢理一般的配列に沿って設計した物でしたが、結果的には成人男性には打ちにくいキーボードになってしまいました。主要キーこそ13mmのキーピッチが確保されていますが、圧縮キーでは10mmしか有りません。
一方LOOX Uは全体的に14mmのピッチが確保されていますが、Fn同時押しでなければ入らないキーが多く、多少カスタマイズを行わなければストレスが溜まりそうです。
ただ何れにせよ、両手打ちで長文入力にも耐え得るキーボードを持つ事が、昨今のスライド式キーボード機に対する最大のアドバンテージです。
重さ比較。U101は標準バッテリーで884gと、今の基準(レッツノートRシリーズ登場以降)ではやや重いですね。バッテリー無しでは655gと、バッテリーが案外重い事が分かります。
LOOX Uはバッテリー無しでは500g以下となります。やっぱり軽いですね。
なぜかメディアで露出の少ないデカバッテリー。後ろに出っ張るので不格好ですが、元々不格好なので気になりません。案外軽いですし、十分使えそうですね。
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