Mac App Store
Apple、Mac OS用ソフト供給システム「Mac App Store」公開
昨晩早速試してみました。パッと見、Apple謹製のパッケージソフトと著名なシェアウェアを、認証方式を変更(または追加)してかき集めてきましたといった感じで、やはり出自故に単価が高いのが気になりますね。一万円オーバーのソフトを、試しもせずにワンクリックで購入とはなかなか行かないわけで。ただ、Appleのソフトで言えば、iLifeはiPhotoなどがバラ売りで1700円、またApertureが9000円など、価格面ではお得感があるようです。Apertureなんかは半額ですよ。
Apple以外のソフトの価格は逐一チェックしていませんが、例えばPixelmatorなどはパッケージで$40程度のものが$29と、そこそこにディスカウントされているようです(ただし、ドル円レートがおかしいため日本では多少割高ですが)。
また一つ重要な事は、これらのアプリはMac App Storeに掲載された時点で、AppleのEULAに従わなければならないと思われるところでしょうか。Mac App Storeで購入したアプリは、Apple IDと紐付けされ、同一ユーザーの別のMacにも自由にインストールできるようになります。従来ライセンスといえば、1コンピューター1ライセンス若しくは1ユーザー1(or2)ライセンスが一般的でしたので、アクティベーション等の仕組みでこれらを厳しく制限してきたソフトは、大幅に利用の自由度が増すことになります。個人的には、複数の端末を扱う上での大きな障害だと考えていますので、とても有り難いですね。
尚、iOSでは当たり前のアクセサリー系アプリですが、こちらはStore開始直後で評価も何もなく、安くとも600円($5?)〜とちょっと手を出しにくい雰囲気です。だだっ広い画面で単機能アプリがドンと立ち上がってるようなスクリーンショットも多く、また必要な機能はフルスペックのパッケージソフトでまかなえていることを考えるとちょっと微妙かなと。できれば、Macでは蔑ろにされているダッシュボードで、iPhoneアプリの有用なものの互換品が登場してくれれば…と思うんですけども。
ともあれ、世間的にはガッカリ感の強いサービスのようですが、個人的にはポジティブに受け止めています。今後の展開が楽しみですね。
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