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キヤノン一眼のAFセンサ

キヤノンの一眼レフに搭載されているフォーカス検出機構は、一般的なラインセンサを複数組み合わせたものではなく、一枚のCMOSエリアセンサに結像させたイメージを用いて行う独特のもので、中央がクロスでどうのといった議論とは無縁のものです。詳しくはキヤノンの解説を参照のこと。キヤノンだけが、とんでもない数の測距点を配置できるのもこの仕組みのお陰ですね。

ただ個人的には、デジタル一眼での無秩序なピンズレ現象や測距のばらつき等の話を聞くに、いまいち信用の置けないものかなあ・・・と思ってたりもしますが。
何しろ、いまだに他社では多数のラインセンサーをムリヤリ押し込んでいたりしますし、パテントの問題があるとしても、類似の手法を取り入れていないのがひっかかるんですよねえ。ピンズレ問題は各社抱えているにしても、キヤノンだけが光源の色温度に影響されるなんて話を聞いたりしますし。あくまでも噂と憶測に過ぎませんけども・・・。

もっとも、精度を犠牲にしても測距点が多い方がいい、といった要望は存在するはずなので、ある意味住み分けされているといっても良いかも知れませんけども。(キヤノンは中級機以下には過剰な多点測距を採用しないので、全く異なる機構には見えにくですが)

簡単に特許検索してみたところでは、

・特開平05-150155

あたりがキモになる内容ですかね。一読しておくと勉強になります。AFセンサであってもラチチュード不足が問題になるってのは、言われてみれば納得な話ですね。

comment (0) | trackback (0) | 投稿者:やまもと
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