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F1 アブダビGP

まさかのフェッテル優勝、そしてワールドチャンピオン獲得でした!正直、この結果は予想していませんでした。とは言え、フェッテル自身はシリーズ前半でのミスやらクルクル事件などで評価を下げつつも、一年を通じて最も速かったのは間違いなく彼であり、チャンピオンに相応しい活躍をしたと思います。

お歴々にはチャンピオンになるには未熟などとも言われましたが、近年のチャンピオンと比べても、戦績自体は堂々としたものじゃないでしょうか。多くのレースでポイントを失いましたが、その多くはレッドブルというチームの未熟さにも起因するもので、ドライバーとしての評価はもう少し高くても良いんじゃないかと。現役のチャンピオン経験者の中では評価の高いアロンソですら、レース後はあんな感じでしたしね。人間的に成熟だの何だのと言ってもあんまり説得力無いでしょう。

レース展開的には、主に序盤のペースカー投入時点でタイヤ交換を行ったメンバーが大ジャンプアップ、それ以外のドライバーがその分ポジションを失って以下行列が続くというやや退屈なレースでした。ルノーに阻まれてどうしようもなかったアロンソもさぞフラストレーションが溜まったとは思いますが、それもレースですからね。ギリギリでチャンピオンになったとしても、むしろチームオーダー問題について考えずにはいられないモヤモヤを抱えたままシーズンを終えることになりましたし、やはり今回の結果で良かった気がします。

可夢偉は残念ながらノーポイントとなりましたが、常にバリチェロに抑えられていてどうしようもなかったですね。何が悪いのではなく、結果論としての戦術ミスで、言ってみれば運がなかったと。抜けないサーキットで、セーフティーカー時の判断が全てを左右してしまったのですが。セーフティーカー自体もあの一回で終わるかどうかなんて誰にも分からないですから、仕方ないことですし。年間を通じて見れば、めざましい活躍を見せた見せた良いシーズンだったなと。

ともあれ、これでシーズンも終了ということで、焦点は来期のチーム体制と新車の登場に移ってくるわけですが。今の話題はヒュルケンベルグのウイリアムズ離脱、HRTのTRDとの提携、それにルノー→ロータス・ルノー化で今のロータスがロータスでなくなるかも、といったあたりでしょうか。ややこしいですね。

comment (0) | trackback (0) | 投稿者:やまもと
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