ソニープラザのα55の先行展示を見てきました。

う〜ん、これはやっぱり動画機なのかなあ…。懸念していた通り、静止画の連写時にはEVFの追従が悪くなるようで、激しい動きをしている物をEVFで追いながら連写で捉えるのは難しいように思いました。位相差センサーによるAFは確かに高速ですが、結局のところ、前後方向に動く被写体を捉える場合にしかうまく使いこなせないんじゃないでしょうか。

一方で、動画の撮影時には、盛大にピントがずれた状態からでも、迷うこと無くピントが合うのはなかなかに快適でした。コントラストAFと比べると、ピントが合う時の迷いが見られないのがいいのかなと。

ただ、個人的には動画の類にそれほど意欲を見いだせないので、新たにマウントを開拓するほどでもないかなあと。スポーツを除く静止画撮影では、さして革新的な部分は有りませんし。ソニーの最新センサーを廉価機で味わうという意味では良いのかも知れませんけど、ミラーによる損失を考えると、他社に乗るのを待ったほうがいいかも知れませんし。

ちなみにミラーは密閉構造ではなく、撮像素子のクリーニング用に手動でミラーアップ可能なようです。逆に言えば、そういったメンテナンスが必要な作りだってことでしょうね。ミラーそのものの汚れも撮影結果に影響しますし、デリケートな部分が増えただけ面倒臭い気がします。