てなわけで、79買ってきました。まずはハセガワだけですが、どうも世間の評価では、フォルム・考証・モールド・型磨き的な意味でタミヤ優勢のようです、って殆ど全部ですが。

しかし、正直80年代後半からしか分からないニワカからすると、この世代の・・・というかロータス79に対する考証の細かさには恐れ入りますね。今のF1は露出に厳しいところも有りますが、あるワンレースの細かな仕様を突き詰めるのは難しく、実際メーカーもモデラーもそこまで厳密には追求出来ていないように思うのですが。

で、個人的にはこちらの方が気になってたりするフェラーリ458イタリアですが。もしかしたら、と思っていましたがホワイト成形ですよ。これは嬉しいですね。成型色が赤だったりすると、下地で工夫しないと染み上がってきたりしますので。その他のパーツが（メッキとクリア以外）茶色なのは意味がわかりませんが、あえて言うならパチ組全否定的なものでしょうか。一応茶色も内装色の一つでは有るのですが、全体的には黒成形の方が手間が少ないような気がします。

ボディだけ組んでみましたが、良いですね！難しいラインを上手に再現していますし、モールドも繊細で合いもまずまず。これは、やはり3Dデータを提供されているかも知れないですね。

ただやはりフジミなのでワナが潜んでました。まさかのライトアッセンブリが茶色一体成型、ライト部分は残酷にもH8シルバー指定ですよ。せめてクリアー成型なら何とかなる気がするんですが、これは困りましたね。ちなみに内装も、シートの座面が室内バスタブと一体の上に異常にモールドが深く、マスキングによる塗り分けが困難です。

ともあれ、個人的には近年のフェラーリの中では好きなデザインなので、いち早く出してくれたことには感謝ですね。後発でタミヤあたりは出しそうな気もしますが、この出来なら後悔する事も無いでしょう。ま、フルディテールのF1キットよりも高い値付けには足元を見られている感もありますけども。この内容なら、せめて定価3,500円以内に収めて欲しいものです。